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2008.02.15

たっ さん さん

ちょっと前の話ですが、美容院で髪を切りました。
女が髪を切る=ワケあり、と思い込んでいる人はさすがにもういないでしょうね。私が最初に勤めた職場では、髪を切ると必ず「おっ、失恋?」とオヤジ的気遣いを見せる課長がいました(笑)。月1回ずつ失恋するんですか、私は?
今回切ったのはちょうど、くだらないことでグダグダ言ってた時です(笑)。その時は、ええ、確かに、振り払いたいものがあって美容院に行ったわけなんですけどね。

美容院は近所の大型ショッピングモールにも何軒か入っていますが、どこも何となく敷居が高い。私は日本でも美容院ってものが苦手なので、こっちに来ても「やり手ばばあ」的人が1人でも目に付くと、もうその店は嫌なんですよ。いろいろ言われそうで。例えば「マニキュアは、フェイシャルは、カラーリングは、云々」。私そういうの、一切、パスなんで(笑)
で、どうしようかと近くの住宅街をうろうろ歩いていて、一軒の見事なオープンエアの美容院を見つけたので入ってみました。お客さんはいません。ついでに、店の人もいません……。
裏口がパカーンと開いていたのでそこから首を出すと、そこにある駐車場のおじさんと目が合いました。「何か用?」「ここの人いないんだけど」「あ、そのへんにいるだろ、ちょっと待って」と、おそらくこんな会話を交わし、5分後に店の人が来ました。私と同じくらいの年齢の女性。ケバくないし、いい感じです。

「たっ さん」
私は来る前にネットで調べたタイ語を告げました。「たっ」が切るで、「さん」は短い。なんのことはない、「短く切って」ってことですね。店の人は「どんくらい? 5センチくらい?」と不安げなので、もう一押し、
「たっ さん さん」
これで「短く」を強調できるので、「うんと短く切って」ってことになるそうですよ。
その時の私は、ポニーテールができるくらいの長さだったので、切るならもうバッサリいきたくてですね。振り払いたいものが一杯あったんだよ(笑)
店の人はカタログを持ってきました。しかし、開いて見せてくれたそのページは、どう見てもパリコレのモデルたちの写真としか思えない。あのね、東洋人のはないんですか? 
・・・・・・、これしかないらしい。
店の人が「これっ?」と指し示すのは、いや、笑っちゃいかんけど、ありえないだろ、こんな髪型ってやつです。とにかくこれ、パリコレの雑誌だからっ! 最先端モードだからっ! こういうのばっかりやってるヘアメイクアーティストの作品だからさっ!
店の人はなおあきらめず、「これっ?」・・・・・・、いや、だから、それもありえないって。左右でぜんぜん違う長さって、どうすんのよ私? 

結局、私は、パリコレのショートカットモデルの中から最も無難なものを選び、「これ」と告げました。因みに「これ」は、タイ語で「アンニー」です。ンは小さく言って下さいね。
店の人はほんの5秒ほどその写真を注視しましたが、「オッケー・カー!」と力強く宣言すると、さっさとカタログを片付けました。おいおい、もう覚えたのか、難しそうだったぞ?

最初にシャンプー台に連れて行かれました。そこで私の頭に降り注いだのは、水だよ。タイの美容院では、まだ、お湯でシャンプーという概念は普及しておりません。冷たい。まぁ、暑い国ですから、風邪引いたりはしませんけどね。慣れれば別段どうということもないです。
そうだよ、今でこそホットシャワーの宿が大半になったけど、ちょっと前まではタイでホットシャワーなんて考えられなかったですよね。どこも水シャワー。当たり前のようにそれを浴びていたもんです、私だって。

で、その後、カット台に移った私。店の人は前髪を手に取ると、「このくらい?」と長さを聞いてきます。おいおい、何のためにさっきカタログ見たんだよー(笑)。続いて横も「このくらい?」ほんでもって後ろも「ねぇ、このくらい?」
カタログなんて、何の意味もないじゃないですかー(笑)
大体の長さを指定し終わると、店の人は切り始めました。まぁ、はさみの使い方といい、クシの使い方といい、とてもプロとは思えません(笑)。私も同じくらいにはできると思う。しかし、一生懸命やっていることは認める。うん。
日本の美容院だと、私はあまり鏡を見ていなくて、雑誌に目をやったりしているのですが、さすがに不安なのでずっと鏡を見ていたら。
気のせいか、どんどん、まっしぐらに、一直線に、迷うことなく、

タイの中学生カットになっていくんですが・・・・・・・・!!

どうやってこの方向を変えさせたらいいのでしょうか。私にはわかりません。だってもう、後ろなんかめちゃ段入れとるし。段入れろって、言ってないでしょ私。カタログの写真だって、段は入ってないからっ!
そ、その、てっぺんをそんなに切るのはやめてくれっ! 伸びるまで時間かかるんだからー!

彼女は自らの信じる道を突き進み、私はそれを止める手立てをもちません。
あきらめるしかない、あきらめるしか。
いいんだ、こんな頭、誰も気にしてないから。

30分後、「オーケー・カー!」の明るい声と共に出来上がったのは、もう、どこから見ても立派な、そこらでアイス買い食いしてる中学生の髪型でした。
もう何も言わんよ、私は。
次にくる時は、「丸刈り」って指定しよう。いっそその方が潔いぞ。

それにしても、パリ・コレのモード頭と、この中学生頭。この間の溝はたいへん深くて広いと思われるのですが、彼女の中ではこれがどう認識されているのか。非常に興味がある(笑)

その日、そのままスーパーへ行き、とりあえずワックスを買ったのは言うまでもありません。
もう切ってから2週間くらいたったと思うのですが、どういうわけか、短いのに爆発する……。ほんとに、どういうわけなんだか(苦笑)

因みに、シャンプーとカットとブロー(タイの美容院は、カットよりブローに命を賭けてます、理由はわかりませんが)で、120バーツが言い値。出来上がりはともかくとして、丁寧かつ真剣にやってくれたので、150バーツ払いました。ショッピングモールの中だと、200-300と書いてあるところが多いようでした。

あー、タイっぽい話題になりました。
今日も雲が多くて蒸し暑いチェンマイです。日本は激寒らしいですね……(すいません) 昨夜のニュースでは、来週の半ば頃から春めいてくるって言ってましたよ(こんなヤツからの励ましはいりませんよね・笑)
ではまた
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